「スーパー歌舞伎もののけ姫」をオンデマンドで観た。今回は視聴期間が長かったので繰り返し観ることができて、リーズナブルだったと思う。
「もののけ姫」のオリジナルを観たことがなかったのだが、オリジナルの映画と尺の違いはあまりなかったのでストーリーを理解できて楽しめるかと思ったが、予想外に牧歌的でスーパー歌舞伎にふさわしいのか悩んでしまった。
そういうわけで、
文春ジブリ文庫 シネマコミック もののけ姫 (文春文庫)
がセリフを全て落とし込んだコミック仕立てになっていたので、こちらを読んで再度視聴した。いつか映像を観る機会があれば考えも変わるかもしれないが、オリジナルを観ていた方が楽しめる作品なのだとわかった。また、時代設定が室町時代あたりだそうなので、その時代とそれ以前の風俗慣習を理解しているほうがなお良いように思った。
そして、この作品が澤瀉屋にふさわしい作品だとするならそれは、「村を化け物から救うために体を張ったにも拘わらず、追われて二度と帰ることができない村の英雄になっただろうアシタカの物語は、父である国の長に厭われて死を以て国を去らなければならなかった英雄ヤマトタケルの後日譚」とみえるからかもしれない。アシタカが流離った果てに安住の地を自ら定めたように、ヤマトタケルも魂が浮遊し続けるよりはどこかで羽を休める場所があってほしいと願ってしまうのだ。
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