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2025年5月17日土曜日

La Monnaie De Munt, "I Grotteschi" モネ劇場上演の「グロテスク(モンテヴェルディ作品による)」を観た

モネ劇場が先ほど上演した「グロテスク( I Grotteschi )     」を投稿してくれたので視聴した。作品はモンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」「ウリッセの帰還」「オルフェオ」の3作品を使って再構築したパスティッチョで全幕6時間のものを二夜に分けて上演している。




ある一族三代の内部抗争を描いた作品だが、あらかじめモンテヴェルディ3作品のオリジナルを観ていた方がストーリーがわかりやすく、腑に落ちるのではないかと思う。

Cast

Fortuna       Giulia Semenzato

Privilegio    Matthew Newlin

Virtu              Raffaele Lupinacci

Constanza   Stephanie D'oustrac

Coraggio      Jeremy Overden

Melancolia   Mark Milhofer 

Carita              Arianna Vendittelli

Giudizio         Giustiniani

Impazienza   Jessica Niles 

Capriccio        Federico Fiorio

Sapienza        Jerome Varnier 

Esperienza     Xavier Sabata

相関図 Who's who? | in I Grotteschi | La Monnaie / De Munt


 

2025年4月12日土曜日

The making of 'I Grotteschi' | Claudio Monteverdi


4月11日からベルギーのモネ劇場(La Monnaie) で "I Grotteschi" が上演されている。
モンテベルディの楽曲をして新しいドラマを作ったそうだI Grotteschi | Monteverdi's trilogy revisited | La Monnaie / De Munt
出演者はサイトの通り
フェデリコ・フィオリオ君 (Federico Fiorio)の前髪が久しぶりにカーリーで可愛らしい。(でも、彼も含めて登場人物皆クセが強いようだ)


2024年10月18日金曜日

ポッペアの戴冠 (l'incoronazione di poppea) 2014

 FBに Alberto Allegrezza(アルベルト・アレグレッツァ)の投稿が流れてきた。

アレグレッツァは去年スカラ座で上演された "Li zite 'ngalera (小舟に乗った恋人たち)"でメネカ役を演じたテノールだ。

投稿は彼が2014年に La Venexiana と共に来日し、「ポッペアの戴冠」にアルナルタ役で出演した時のものだ。


当時私はオペラを鑑賞し始めたころで、この舞台に疎く、Roberta Mameli(ロベルタ・マメリ)と Raffaele Pe(ラッファエーレ・ペ)が出演していることだけを後に知ったぐらいだった。

今この記事を見れば、アレグレッツァはもちろん、Mauro Bolgioni(マウロ・ボルジョーニ)も出演していたのだとわかる。実力のある歌い手が揃っていたのだなぁ。

もっと早くこちらに沼っていれば良かったと悔やんでしまう。





2024年7月27日土曜日

映画 L’Ombra di Caravaggio に出演した カウンターテナー

 Federico Fiorio (フェデリコ・フィオリオ) が映画に出演したそうだ。

"L'Ombra di Caravaggio" という画家カラヴァッジョに関わる映画。

こちらがそのトレーラー

カラヴァッジョ先生は作品の素晴らしさに反して私生活がやんちゃすぎたと聞いている。

こちらはフィオリオのインスタグラムから彼の出演しているシーン。

 カラバッジョの描く少年のような怪しい感じがある。


日本では「第15回 京都ヒストリカ国際映画祭 (Kyoto Historica internatinal film festival) に出品されていた。カラヴァッジョの影|京都ヒストリカ国際映画祭 (historica-kyoto.com) 2024.1.28 上映

ジャンルが「サスペンス・ホラー」ってすごい!

2024年6月22日土曜日

Monteverdi Festival al via con “L'Orfeo” クレモナ、モンテヴェルディ・フェスティバルでの「オルフェオ」


クレモナで6月14日、21日に行われたモンテヴェルディ・フェスティバルのオペラ
「オルフェオ(L'Orfeo)」に  Giacomo Nanni (ジャコモ・ナンニ) が出演していた。

彼はCavalli Monteverdi Competition - SEMIFINALSに出場し、ファイナル出場を
のがしているが、このオペラへの出演が叶った。(ほとんどの出演者がこのコンペの
ファイナリストだ)。








2024年2月4日日曜日

Mauro Borgioni マウロ・ボルジョーニ, Baritono の音源

マウロ・ボルジョーニ, Mauro Borgioni は ラヴェンナ、モンテヴェルディ・
フェスティバルの「ポッペアの戴冠」のツアーに出演している。

彼の声は清潔感、信頼感、説得力があってヒーロー系だ。
最近アップされた動画は彼の声が十分生かされている

Vivaldi, Il Farnace, Aquilio

Claudio Monteverdi, Combattimento di Tancredi e Clorinda
August 20, 2023

05/13/2017) YouTubeより

Monteverdi: Combattimento (Live Scuora Grande di San Rocco, Venice 05/13/2017)

2024年1月29日月曜日

L'Incoronazione di Poppea (ポッペアの戴冠)での Luigi Morassi (ルイジ・モラシ) の配役

https://marimocorocoro.blogspot.com/2024/01/claudio-monteverdi-lincoronazione-di_24.html



現在 Opera Vision で配信されている L'Incoronazione di Poppea

脇役は一人の歌手が複数演じているのだが、テノールの Luigi Morassi ルイジ・モラシの

役どころが興味深い。彼には「ネローネの警護」「セネカの友」「ルカーノ」が

あてられている。警護の役はそれほど気に掛けることもないが、(近衛の親密さは

考慮する必要があるかも)「セネカの友」と「ルカーノ」の役の間で複雑な気持ちに

なってしまう。史実ではセネカとルカーノは叔父甥の関係なのだから。


ルイジは舞台でセネカが死にゆく場面で主に深く関わっていて手を取りあう、まるで

あとは任せておけとでもいう感じだ。ここでの役は「友」である。

しかし、時間を空けずルイジは「ルカーノ」としてネローネと共にセネカの死を喜び

合い睦まじく過ごし、度が過ぎたとネローネに釘を刺されるシーンを挟みながら、

ネローネと握手をして舞台からはける。

顔が一緒なので役名を認識してなければ、この男はネローネと通じていてセネカを

陥れたのかと思ってしまう。

そして、彼を「ルカーノ」として意識すれば、史実ではセネカとルカーノは同時期に

ネローネから死を命ぜられるので、肉親を失墜させて次は自身の番とは気の毒な男と

同情しそうになる。


この不可思議な落ち着きどころのない決まりの悪さは、とても注目に値する演出だ。

若手のルイジ・モラシは上手く演じたと思う。


注)実際のルカーノはネローネと「深~い仲」だったわけではない。


2024年1月24日水曜日

Claudio Monteverdi L’INCORONAZIONE DI POPPEA(ポッペアの戴冠) - OPERA LIVE STREAMING を観た


YouTube の Opera Streaming チャンネルでモンテヴェルディの「ポッペアの戴冠 
(L'Inconazione di Poppea)」を観た。
今回のプロダクションは2023年6月の「クレモナ・モンテヴェルディ・フェスティヴァル」
での "L'Incoronazione di Poppea" で、ツアー最後の舞台だ。

// CAST Poppea ROBERTA MAMELI Nerone FEDERICO FIORIO Ottavia JOSÈ MARIA LO MONACO Ottone ENRICO TORRE Seneca FEDERICO DOMENICO ERALDO SACCHI Arnalta CANDIDA GUIDA Drusilla CHIARA NICASTRO Lucano/1° soldato/2° famigliare LUIGI MORASSI Liberto/2° soldato/console LUCA CERVONI Mercurio/3° famigliare/tribuno/littore MAURO BORGIONI Nutrice/1°famigliare DANILO PASTORE Venere/Fortuna FRANCESCA BONCOMPAGNI Amore/Valletto PAOLA VALENTINA MOLINARI Virtù/Damigella/Pallade GIORGIA SORICHETTI Conductor and harpsichord ANTONIO GRECO

これまでクラウディオ・カヴィーナの演出2本と、ケイト・リンゼイがネローネを演じた
Winner Staatsoper の舞台を見る機会がネットであったが、前者は読み替え、
後者は演出が凝っていて、なんとなく難しく感じていた。

今回の舞台は、読み替えが殆どなく演出もスッキリしたもので、芝居に集中できた。
また、レチタティーヴォとアリアの繋がりがとてもなめらかだったのも、観劇するに
あたって集中力が途切れることがなくて良かった。(オケが常に一定のテンションで、レチタティーヴォから間を置かずアリアに繋げる演奏をしていた。)
一方そういうわけで、聴き所はどこだっけ?となった部分もあったが、そんな舞台
「レチタティーヴォが上手い歌手、語るように歌う歌手」をオペラに求めて見続けて
きたので、今回はとても満足のいくものだった。

また、今回は今まで聴いてきた歌手が多く出演していたことも嬉しく、長丁場を見続ける
エネルギーになったと思う。

ロベルタ・マメリはベテランのソプラノで声で演技ができる
ルッカ・チェルヴォーニは軽やかに発声するテナー
マウロ・ボルジョーニはヒーロー系のイケボでイケメンなバリトン
ダニーロ・パストーレはカウンターテナーでトリッキーな役をよくこなしている

そして、フェデリコ・フィオリオ君は26歳のソプラニスタ。天使のような可愛らしい
声とルックスだったのに、たった数年で若者らしく男らしい声になって、ベテランの
ロベルタ・マメリと渡り合えるようになったのが素晴らしいと思う。

視聴は 2024, 7,21 まで


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