昨日初日だった Teatro dell Opera di Roma の " Il Trionfo dell Tempo e dell Disinganno "
が現在 Rai Play Sound で聴くことができる。
まずは、オーケストラが素晴らしかったことを伝えたい。聞き流すには勿体ない
出来栄えだった。
今回改めて " disingannno " の意味を確認したのだが、「悟り」という和訳は
恰好良すぎるのではないかと思った。「もうっ、こんなはずじゃなかった!」と感じる
「幻滅」が直訳で、フラストレーションを含んでいて「悟っていない」と思う。
そういう観点でパフォーマンスを確認していくと Belezza の肝である難曲 " Un pensiero
nemico di pace " で拍手が起きず、褒められて当然のBelezza ( ソプラノ )が褒められないのは
ドラマを暗示しているようだし、" disinganno " が歌う " Crede l'uom ch'egli riposi " が
拍手喝采しかもフライング付きなのはすごい皮肉だなと思った。(こうなると初演の
ザルツブルグ音楽祭での Zazzo へのリアクションが気になる。)
各ソリストは贔屓抜きで Raffaele Pe がとにかく良かった。
これは Raffaele Pe の2017年のパフォーマンスで、この清潔感のある男らしい声と説得力のあるパフォーマンスに魅了されたのだが、今回の声はこの頃のアプローチに
似ていてとても良かった。
Johanna Wallroth はビブラートがかかりすぎるのも気になったが、音程が安定して
いなかった。Anna Bonitatibus や Ceciria Baltori を知っているイタリア人には物足り
なかったようだ。
とにかく映像で見たかった。
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