2026年4月8日水曜日

Il trionfo dell Tempo e dell Disinganno | Teatro dell Opera di Roma 初日

 昨日初日だった Teatro dell Opera di Roma の " Il Trionfo dell Tempo e dell Disinganno "

が現在 Rai Play Sound で聴くことができる。( 5月1日現在配信終了)

https://www.raiplaysound.it/audio/2026/04/Radio3-Suite---Il-Cartellone-del-07042026-164251f5-643a-4366-b537-3a9d19010d96.html

まずは、オーケストラが素晴らしかったことを伝えたい。聞き流すには勿体ない

出来栄えだった。

今回改めて " disingannno " の意味を確認したのだが、「悟り」という和訳は

恰好良すぎるのではないかと思った。「もうっ、こんなはずじゃなかった!」と感じる

「幻滅」が直訳で、フラストレーションを含んでいて「悟っていない」と思う。

そういう観点でパフォーマンスを確認していくと Belezza の肝である難曲 " Un pensiero 

nemico di pace " で拍手が起きず、褒められて当然のBelezza ( ソプラノ )が観客の注目を

を引き寄せられなかったのはドラマを暗示しているようだし、" disinganno " が歌う

 " Crede l'uom ch'egli riposi " が拍手喝采しかもフライング付きなのは全くの

皮肉だなと思った。(こうなると初演のザルツブルグ音楽祭での Zazzo への

リアクションが気になる。)

各ソリストは贔屓抜きで Raffaele Pe がとにかく良かった。

これは Raffaele Pe の2017年のパフォーマンスで、この清潔感のある男らしい声と

説得力のあるパフォーマンスに魅了されたのだが、今回の声はこの頃のアプローチに

似ていてとても良かった。

Johanna Wallroth はビブラートがかかりすぎるのも気になったが、音程が安定して

いなかった。Anna Bonitatibus や Ceciria Baltori のキャリアを知っているイタリア人

には物足りなかったようだ。



とにかく映像で見たかった。


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