2024年2月16日金曜日

リストとシューベルトの「白鳥の歌」/ Andre Schen アンドレ・シュエンと Can Cakmur ジャン・チャクムル

リスト編の「シューベルト/白鳥の歌」を演奏、鑑賞する方々は歌曲のほうも

聴くのだろうか…

前回の浜松国際ピアノコンクール1位のジャン・チャクムルがリリースした

「白鳥の歌 リスト/シューベルト ジャン・チャクムル」

コンクールでチャクムル君が演奏するモーツァルトとスカルラッティに惚れたのだが、

シューベルトを勉強してないので、買ってはみたもののお蔵入りしてしまった。

加えて、シューベルトの歌曲といえば「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」と

「白鳥の歌」が有名だけれど、この「白鳥の歌」も食わず嫌いで聴いていなかった。

というより、3つの歌曲の中で「白鳥の歌」はテーマが違うので後回しにしていた。

おのずとAndre Schuen アンドレ・シュエンのこのアルバムも聴いていなかった。  

シュエンには「冬の旅」を歌ってもらいたくてずっと待っているのだが、なかなか

出してくれない。彼の歌う「美しき水車小屋の娘」は清々しいほどのまっすぐな

青春で失恋と死は悲しいのだけれど美しい。

ココロころころ: 今週は Andre Schuen アンドレ・シュエン にハマっていた (marimocorocoro.blogspot.com)

また失恋は若者にこそ似合うので、今の声で表現するウェルテルのような「挫折」を

聴きたいのだ。(シュエンはバリトンなのでウェルテルは歌えない)

でも、ひたすら待っていてもリリースしてくれるわけではないので、個人的には寄り道

気分でこのアルバムを聴くことにした。



詩の朗読のような、物語を語るような歌いぶりは聴き心地が良かった。

そして、おかげでチャクムル君の演奏に風景が見えた気がした。

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