リスト編の「シューベルト/白鳥の歌」を演奏、鑑賞する方々は歌曲のほうも
聴くのだろうか…
前回の浜松国際ピアノコンクール1位のジャン・チャクムルがリリースした
「白鳥の歌 リスト/シューベルト ジャン・チャクムル」
コンクールでチャクムル君が演奏するモーツァルトとスカルラッティに惚れたのだが、
シューベルトを勉強してないので、買ってはみたもののお蔵入りしてしまった。
加えて、シューベルトの歌曲といえば「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」と
「白鳥の歌」が有名だけれど、この「白鳥の歌」も食わず嫌いで聴いていなかった。
というより、3つの歌曲の中で「白鳥の歌」はテーマが違うので後回しにしていた。
おのずとAndre Schuen アンドレ・シュエンのこのアルバムも聴いていなかった。
シュエンには「冬の旅」を歌ってもらいたくてずっと待っているのだが、なかなか
出してくれない。彼の歌う「美しき水車小屋の娘」は清々しいほどのまっすぐな
青春で失恋と死は悲しいのだけれど美しい。
ココロころころ: 今週は Andre Schuen アンドレ・シュエン にハマっていた (marimocorocoro.blogspot.com)
また失恋は若者にこそ似合うので、今の声で表現するウェルテルのような「挫折」を
聴きたいのだ。(シュエンはバリトンなのでウェルテルは歌えない)
でも、ひたすら待っていてもリリースしてくれるわけではないので、個人的には寄り道
気分でこのアルバムを聴くことにした。