ジャングルブックといえばディズニー作品だったりするらしいが
今回はそれとは関係なくオペラ。
ミュージカルならフィル・コリンズ参画のターザンがあるが、
あくまでもオペラである。
作曲はジョヴァンニ・ソリマ(ソッリマ)というチェリストだ。ソリマは来日もしているようで、
評価も高い。
私は2年前ダンテ没後200年の記念祭でコンチェルトを作曲したことで知った。
(Raffaele Pe がソリストで歌ったのだ)
この時の作風はコンテンポラリーだった。
さてこのオペラはファミリーで楽しめるもので、サウンドがミュージカルのように
キャッチーだ。観客の子供たちのリアクションがとてもいい。
しかし、オペラならではなのは、演者は着ぐるみは着ない。オペラ歌手は歌手としての
パフォーマンスを見せている。パペットを操る方がずっと大変だと思うのだが、
歌う姿を見せようとしている。
エピソードもアニメーションを使ったりして分かりやすくしている。
こういった工夫でオペラ文化の継承や新しいファンの獲得を狙っているのだろう。