久しぶりに " Il Giustino " を観た。
今日の舞台は女性役は女声ソリストが充てられてるが、初演時はオール男性の配役だった。
1724年の配役は以下のようで
Arianna soprano
Leocasta soprano
Andronico alto
Amanzio tenor
Polidarte tenor
Fortuna soprano
ソプラノカストラート4人、アルトカストラート2人、テノール3人
どの歌い手にもテクニックや聴きどころ、メロディアスなポイントが盛り込まれた
アリアが与えられていて、聴き応えがある。
また、カストラートのソプラノが複数いることがこちらとしては驚きで、特に彼らの
アリアにはアルトに比べて音域の広さや、テクニックを誇示したものが多い。
当時のカストラートには期待(要求)されるものが多かったようだ。
今日カウンターテナーの認知が広がり歌い手も増えてきたが、最近は特に海外の歌手に見られるのだが、自身の音域を超えた役を歌うようになって、ディクションが雑になったり、音が出しきれなくて聴いていて残念だなと感じる歌手が見かけられる。
やみくもに歌う、演じることは避け、自身の音域、技術にあった選曲、役選びをしてほしいと思う。
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