2024年11月30日土曜日

新国立劇場でのモーツアルト「魔笛」

12月10日~15日まで東京新国立劇場でモーツァルトの「魔笛」が上演される。タミーノはパヴォル・ブレスリクが演じる予定だ。魔笛 | 新国立劇場 オペラ

パヴォル・ブレスリク、東京入りしていました。


演出はウィリアム・ケントリッジということで、多分こちらのプロダクションになると思われる。


2018年に新国立劇場でのトレーラーはこちら


アンドレ・シュエンが出ていたんだねぇ…


2024年11月28日木曜日

12月は「天守物語」

 歌舞伎座『天守物語』特別ビジュアル公開|歌舞伎美人

もうじき12月。12月3日から歌舞伎座で「天守物語」が始まる。


美しい。舞台は観に行けないけど、ブロマイドを買うぞ!


2024年11月26日火曜日

Teatro Alighieri での2025シーズンの演目


Raffaele Peの名前が "OPERAWIRE" で当たり前に目にするようになって嬉しい。
ジュリオ・チェーザレはもはや彼の十八番です。

The season opens with Händel’s Giulio Cesare conducted by Ottavio Dantone and directed by Chiara Muti. Raffaele Pe, Marie Lys, Delphine Galou, Filippo Mineccia, Federico Fiorio, Andrea Gavagnin, Clemente Antonio Daliotti, and Davide Giangregorio.

Performance Dates: Jan. 17 & 19, 2025

また、カルメラ・レミージョが "La Vestale" に出演する。

Gaspare Spontini’s “La Vestale” will be conducted by Alessandro Benigni and directed by Gianluca Falaschi. Carmela Remigio leads the cast which includes Bruno Taddia, Joseph Dahdah, Daniela Pini, Lucrezia Venturiello, and Adriano Gramigni.

Performance Dates: Feb. 28 & March 2, 2025

こちらは YouTube Opera Streaming のチャンネルで配信されている。



2024年11月23日土曜日

Rodelinda の配役 22日

11月22日のヘンデル「ロデリンダ (Handel "Rodelinda")」で、Karina Gauvinが戻ってきた。プライベートで辛い時期なのに…尊敬しかない。



 

2024年11月19日火曜日

Sonia Prina の息子が歌手デビュー

 ソニア・プリナのインスタを見ていて彼女がロデリンダにジャンプインしたのを知ったが、彼女の息子、マッテオ・フェントロス君が歌手デビューしたそうだ。


子どもの成長は嬉しいですよね。 

Rodelinda のキャスト変更があったらしい

 Theater an der Wein で上演されたヘンデルのロデリンダのキャストに変更があった。

Rodelinda 役の Karina Gauvin が Giuseppina Bridelliに、空いた Eduige に Sonia Prina がジャンプインした。


 

2024年11月18日月曜日

Handel Rodelinda の上演

 ときにつぶやく: Theater an der Wien 2024/25 に Raffaele Pe が出演する

Theater an der Wien 2024/25 の演目として発表されていた "Rodelinda / Handel"が18日に上演される。

キャストは

Rodelinda    Karina Gauvin

Bertalido     Raffaele Pe

Eduige        Giuseppina Bridelli

Grimoardo   Luigi Morassi 

Garibaldo    Mirco Parazzi

Unulfo        Rafal Tomkiewicz

となった。演奏は La Lira di Orfeo 。

Theater an der Wien では一回の上演だが、16日は Lodi で公開リハーサル、22日には Academia Nazionale di Santa Cecilla でも上演される予定だ。


2024年11月17日日曜日

今年の「ラヴェンナ・フェスティバル」

 Il ritorno di Ulisse in patria - Ravenna Festival

Dido and Aeneas on the day of St. Cecilia - Ravenna Festival

今年の「ラヴェンナ・フェスティバル (Ravenna Festival)」はモンテヴェルディの「ウリッセの帰還」とパーセルの「ディドーとエネアス」を上演している。

どちらにもアリアンナ・ヴェンディッテッリとマウロ・ボルジョーニ、シャーロッテ・ボウデン(2023 Cesti Competition 2nd prize)が出演している。また、演出と指揮はルイジ・ピッツイとオッタビオ・ダントーネが両舞台を担当している。

2024年11月15日金曜日

Orfeo ed Euridice いろいろ

YouTube にある "Gluck Orfeo ed Euridice" の中で気に入ったものをピックアップしてみた


こちらはサムネイルの通りソニア・プリナとロベルタ・マメリが出演しているコンサート形式の演奏で音源だけのもの。声で演技ができる二人なので、このサムネだけでシーンが想像できる。合唱も迫真の演奏でソニア・プリナに負けていない。

こちらはオッタビオ・ダントーネの指揮とルイジ・ピッツイの演出で(上のものもそうだが)神話通りの作品。シンプルでオリジナルストーリーがきちんとわかる。歌手のディクションがクリアで聴きやすい。

上二つは演奏の美しさが際立っているが、以下はドラマに重きを置いている。

こちらはフィリッポ・ミネッチャがオルフェオを演じている。神話を読み替えた演出が現代的で納得のいくものになっている。むしろ、神話の本質がここにあるのかなと思わせてくれる。トリオの "Divo Amore" が聴ける。

ラッファーレ・ペがオルフェオを演じている。サムネイルは初演のカルロ・ヴィストリがオルフェオのもの。こちらは時間を戻すというファンタジーが入っている。バレエパートを「踊り」ではなくドラマの一部として扱っている。


2024年11月11日月曜日

十二月大歌舞伎「天守物語」がとても気になる

 12月、市川團子丈は第三部の「天守物語」で「姫川図書之助」の役で坂東玉三郎と共演する。


「天守物語」は泉鏡花の作品で「姫川図書之助」は玉三郎演じる「富姫」と恋に落ち、その恋と主君への忠義に悩む役どころである。

團子丈、美しい!清廉潔白な図書之助を体現しているかのようです。

かつて、玉三郎はこの作品を映画化していて、当時の図書之助は俳優の宍戸開が演じていた。彼はルックスは良いが、歌舞伎役者ではないので玉三郎と一緒にいたら見劣りはしないだろうかとハラハラして観たのだが、全くそんな不安はなく美しい清い図書之助を演じてくれて、私の中では彼がずっと「図書之助」その人だったのだ。が、30年近くが経ち今回のスチール写真を見て、ひょっとしたら新しい「図書之助」が現れるのかもしれないと、期待している。


因みに映画の「天守物語」のスチールはこちら

2024年11月9日土曜日

Porpora "Orfeo" (ポルポラ「オルフェオ」)を観てほしい。

 RAFFAELE PE & LA LIRA DI ORFEO baroque ensemble | Lodi

Raffaele Pe &La LIRA DI ORFEO のサイトには無料公開の動画が多数ある。(トップページ下部)

中でもたった一度だけオペラ上演したポルポラの「オルフェオ」が興味深い。(Nicola Porpora "Orfeo")

「オルフェオ」はパスティッチョと呼ばれる仕様で、過去にポルポラやヴィンチ、ヴェラチーニ、ハッセ、ジャコメリ、アラヤの作ったオペラからのアリアを取り込んで構成されている。また、二人のカウンターテナー、ファリネリとセネジーノを起用するためのオペラだったそうだ。

どのアリアも長さのあるもので、歌手の技巧を十分堪能できるものになっている。(なので舞台全体の尺が長い)そして、オルフェオを演じたファリネリに与えられたアリアの数が圧倒的に多い。さらに、それらのアリアの一つはバス(バリトン?)の音域まで使われているので、カストラートはカウンターテナーとは違うのだと現代の私たちが改めて知るいい機会になる。

一見の価値がある。


2024年11月5日火曜日

「シーフォース 黒化液 50cc」を使ってシルバーを着色する。

「シーフォース黒化液 50cc」はシルバー製品を黒く燻すのに最適で、あると便利。シルバージュエリーの手入れや、購入したものにもう少しアクセントとして黒味を入れたい時に使用してきた。一度に使う量がほんの僅か、保存が効く(結晶が沈殿するが問題ない)ということで、とてもコスパがいい。ジュエリークリーナーと一緒にお手入れアイテムとして備えておくといいと思う。

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さて、今回はウサギやリス、モモンガなどのモチーフが人気の某シルバージュエリーブランドのアイテムのお手入れに失敗したところからのリカバリに、「シーフォース黒化液」を使用した覚書である。

アイテムは茶色に着色加工されたシルバー(sv925)のブローチである。薄汚れてきたので、シルバークロスで拭ったら着色が取れて、シルバーの色がむき出しになってしまったのだ。しかも、ブローチに荒らし加工(マット)が施されていたのに、シルバー色の部分はピカピカ光沢までついてしまい、もはや初めのころの面影がなくなり、余計に汚い銀の塊になってしまった。(取説を紛失したのがいけなかった。こちらのブランドのお品の殆どが通常のシルバーのお手入れに向いていないのだ。)

そこで、ここからがリカバリである。

1.まずは、シルバーの着色を全て取るために、ジュエリークリーナー(ハガティを使用したが、どこのシルバークリーナーでも可)に漬ける。色味が無くなれば引き上げて水洗いをする。

2.指定の温度に熱した水(70℃となっているが、低めの方が着色変化が遅くなる)に「シーフォース黒化液」をほんの数滴(薄めのレモンカラーの透明液になるくらいに)加え着色液をつくる。(濃度が高い(赤、くちなし色系になる)と着色変化が激しくて、あっという間に黒くなるので要注意)

3. 要らない絵筆に液を含ませ、シルバーに塗布する。色変化の様子を見て追加して塗布するが、塗る前にはティッシュなどでシルバーに着いた液体を吸い取ったほうが均一に着色変化をさせることができると思う。

4. 色変化は、白>オフホワイト>黄土>赤茶>ピーコックグリーン>黒 と変化するので好みの色になるまで塗布を繰り返す。

今回は黄土色を出したかったので数回の塗布で終わった。


参考になったのはこちらの記事。銀箔の色加工について述べられている。

遷り変わる銀の箔 – PIGMENT TOKYO

2024年11月3日日曜日

Raffaele Pe & La Lira di Orfeo のサイト

Raffaele Pe の音源やパフォーマンスはあまり公開されていないので、日本からだと彼の活動がいまいちわからない。そういう時は彼と彼のアンサンブルのサイトを見るとよい。

 RAFFAELE PE & LA LIRA DI ORFEO baroque ensemble | Lodi

トップページをスクロールしていくと、充実した量の動画がアップされている。


1月の歌舞伎オンデマンド

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