2024年11月15日金曜日

Orfeo ed Euridice いろいろ

YouTube にある "Gluck Orfeo ed Euridice" の中で気に入ったものをピックアップしてみた


こちらはサムネイルの通りソニア・プリナとロベルタ・マメリが出演しているコンサート形式の演奏で音源だけのもの。声で演技ができる二人なので、このサムネだけでシーンが想像できる。合唱も迫真の演奏でソニア・プリナに負けていない。

こちらはオッタビオ・ダントーネの指揮とルイジ・ピッツイの演出で(上のものもそうだが)神話通りの作品。シンプルでオリジナルストーリーがきちんとわかる。歌手のディクションがクリアで聴きやすい。

上二つは演奏の美しさが際立っているが、以下はドラマに重きを置いている。

こちらはフィリッポ・ミネッチャがオルフェオを演じている。神話を読み替えた演出が現代的で納得のいくものになっている。むしろ、神話の本質がここにあるのかなと思わせてくれる。トリオの "Divo Amore" が聴ける。

ラッファーレ・ペがオルフェオを演じている。サムネイルは初演のカルロ・ヴィストリがオルフェオのもの。こちらは時間を戻すというファンタジーが入っている。バレエパートを「踊り」ではなくドラマの一部として扱っている。


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