2024年4月7日日曜日

ORLANDO FURIOSO Vivaldi – Teatro Comunale di Ferrara を観た



キャストは以下のとおり

Orlando              Yuriy Mynenko
Alcina                 Sonia Prina
Angelica              Arianna Vendittelli
Bradamante         Loriana Castellano
Ruggiero              Filippo Mineccia 
Medoro                Chiara Brunello 
Astolfo                 Mauro Borgioni
Conductor            Federico Maria Sardelli

以前 Vivaldi の Orlando Furioso でリンクしたプロダクションの英雄、ファンタジー
演出に比べて人間ドラマになった舞台だった。

以前だったら、「バロックのヒーローといえばソニア・プリナ」だったけれど
ここ2.3年でカウンターテナーがそこを演ずることが認知されてきて、彼女は
メゾ、アルトとして女性役の機会が増えている。なので、今回のオルランドには
「男です」を前面に出したユーリ・ミネンコを配している。そして、タイトル
ロールが「高音を出す(人気)役者」から「成熟した男性(コントラアルトなのは
おまけ)」と置き換わったおかげで、他の男性役にも個性がついた。メドーロには
「少年っぽさ」ルッジェーロには「気弱な男」といった個性がついたように見えた。
アンジェリカもブラダマンテも自分の恋人がかわいくてしょうがないといった
感じだった。
そして、ソニア・プリナは魔法で個々を完全支配するヴィランとして存在していた。
今のソニア・プリナの声は意思の強い逞しい女性役にふさわしいと思う。

キアラ・ブルネッロの舞台を観るのは3演目で、舞台ごとに存在感が増してカッコよく
なってきた。これからも楽しみだ。
マウロ・ボルジョーニも目にも耳にも美しいバリトンだった。序盤もう少し嫉妬に苦しむ
姿を見たかった。





Sonia Prina の息子が歌手デビュー

 ソニア・プリナのインスタを見ていて彼女がロデリンダにジャンプインしたのを知ったが、彼女の息子、マッテオ・フェントロス君が歌手デビューしたそうだ。 この投稿をInstagramで見る EmozioNote(@emozionote)がシェア...