2021年7月29日木曜日

ドメニコ・スカルラッティの「四季の口論」


素晴らしいハーモニーだなぁ、と聞き入ってしまう。アレゴリカ・オペラ・マネージメント
のアーティストはソロの時は各々個性があって素晴らしい存在感があるが、
アンサンブルでも調和のとれたパフォーマンスをしてくれる。

曲はドメニコ・スカルラッティの “ la Contesa delle Stagioni  (四季の口論)” という。
“Contesa” を「口論」とウィキペディアでは訳しているが「手合わせ」なんていう方が
優雅ではと思う。
このビデオの収録は2020年でスカルラッティのこの作品初演300年を記念しての演奏だ。
さらに加えてこの作品は一部が長いこと紛失していたため、失われた部分が発見され
完全な形で演奏されたことも意義があるようだ。是非是非、全曲聞いてみたい。勿論
このメンバーで!
 
ところで、スカルラッティのパパ、アレッサンドロも「四季」をテーマに書いている。
「春の栄光(1716)」という作品で、こちらはGiove神(ジュピター)が出てきて「春」に勝利を
もたらすというエンディングだ。

2021年7月24日土曜日

スカルラッティのグリゼルダは今日が初日

 Festival della Valle d’Itria 2021 が始まっているが、

今日は Raffaele Pe が出演する Alessandro Scarlatti の Griselda の初日だ。

この話は、デカメロンの最終話を元にしているということで、そちらでは

Pe氏が演ずる Gualtiero は無慈悲な王様なのだが、スカルラッティはどんな風に設定

しているのだろう。

Wikipediaのあらすじはこんな感じ

Edit

Act 1Edit

Years before the action begins, Gualtiero, King of Sicily, had married a poor shepherdess, Griselda. The marriage was deeply unpopular with the king's subjects and when a daughter, Costanza, was born, the king had to pretend to have her killed while secretly sending her to be brought up by Prince Corrado of Apulia. Now, faced with another rebellion from the Sicilians, Gualtiero is forced to renounce Griselda and promises to take a new wife. The proposed bride is in fact Costanza, who is unaware of her true parentage. She is in love with Corrado's younger brother, Roberto, and the thought of being forced to marry Gualtiero drives her to despair.[1]

Act 2Edit

Griselda returns to her home in the countryside where she is pursued by the courtier Ottone, who is in love with her. She angrily rejects his advances. Gualtiero and his followers go out hunting and come across Griselda's cottage. Gualtiero foils an attempt by Ottone to kidnap Griselda and allows her back to the court, but only as Costanza's slave.[1]

Act 3Edit

Ottone still resolutely pursues Griselda and Gualtiero promises him her hand as soon as he himself has married Costanza. Griselda declares she would rather die and, moved by her faithfulness, Gualtiero takes her back as his wife. He reveals the true identity of Costanza and allows her to marry Roberto.

グリゼルダとの娘を里子に出し、政治的判断でその娘を妻にしてグリゼルダを娘の使用人に

するとか、人としてどうなの?なキャラである。

やむにやまれぬ苦肉の策ならそれは悲劇だが、、、

しかし、作品はとりあえずハッピーエンドみたいだ。

ライブストリーミングがあるらしいが、夜中明け方の視聴はもうしんどいのでDVDを待つ

ことにする。







2021年7月6日火曜日

オンデマンドで Amor und Psyche が観られる

 https://styriarte.com/mediathek/video-amor-und-psyche

Styriarte で上演された Fux の Amor und Psyche がオンデマンドで見られるようになった。

Vimeo でのレンタルか購入の視聴になる。2回見れば元が取れるので購入した。

映像が美しいし(HDだから) 最前列で観ているかのような撮り方もワクワク、

うっとりさせてくれる。





2021年7月3日土曜日

Hannigan’s Moveable Feasta に参加する Douglas Williams

バーバラ・ハニガンの Hannigan’s Moveable Feasta に参加しているダグラス・ウィリアムズ。
初日終了後、ハニガンのアカウントに二人で写っている。









 

ポルポラのオルフェオがまた聴ける

2022年1月22日、Theater an der Wien でポルポラのオルフェオが予定されている。

https://www.theater-wien.at/en/programme-tickets/production/1009/Orfeo

キャストは

conductor     Dmitry Sinkovsky 

Orfeo           Raffaele Pe

Euridice       Marie Lys

Proserpina   Giuseppina Bridelli

Aristero       Filippo Mineccia

Autonoe      Raffaella Lupinacci

Pulutone      Christian Senn

Orchestra     La Lira di Orfeo

となっている。

今回はコンサート形式なのだが、今回も一回きりというのは残念。


ところで、配役は前回とかなり変わっている。

2019年8月2日の Festival della Valle d’Itria では

Conductor George Petrou

Orfeo            Raffaele Pe

Euridice        Anna Maria Sarra 

Aristeo          Rodrigo Sosa dal Pozzo

Proserpina     Giuseppina Bridelli

Puluto            David Giangregorio

Autonoe         Federoca Carnevale

だったので、新しい布陣はぺ氏つながりの人達で固められた感じだ。(マネージメントがほぼ

同じ)

Euridice の Marie Lys は先だって Pastorelle en Musique で Alois君と共演した女の子だ。

前回の色香たっぷりのお姉様なエウリディーチェをキャピッとしたお嬢さんが演じるのは

面白そうだ。

また、Filippo Mineccia はこのコンサートの2日後はベルサイユでコンサート、と精力的だ。




エクサンプロヴァンス音楽祭のフィガロの結婚に出演したアンドレ・シュエン

エクサンプロヴァンス音楽祭のフィガロの結婚に関するレビューがあった。

 https://www.olyrix.com/articles/production/4902/les-noces-de-figaro-mozart-festival-daix-en-provence-theatre-de-larcheveche-30-juin-2021-article-compte-rendu-critique-hengelbrock-beer-smith-beek-brok-schuen-fuchs-orendt-wagner-desandre-bacelli-muraro-toro-boudreault-galeazzi-prechacq-neumann

His duet with Figaro, the Italian baritone  Andrè Schuen , works wonderfully. His physique is tonic as his voice is powerful, warm, well placed. He will dig into the depths of his range with a golden shovel, as if to vocally affirm that true wealth is that of the heart.

フィガロでデビューしたイタリア出身のバリトンアンドレ・シュエンは素晴らしい。

パワフルであたたかく安定感のある声で問題なく主役である。    彼の声の価値が心の奥に

あるかのように彼は黄金のシャベルで自分の声域ならぬ聖域を掘り起こしていくだろう。


持っているものが素晴らしく、なお磨きがかかるだろうと期待されているようだ。

2021年7月1日木曜日

アンドレ・シュエンがエクサンプロヴァンス音楽祭に出演

アンドレ・シュエンがエクサンプロヴァンス音楽祭の「フィガロの結婚」に出演



また、ジュリア・セメンツァートはフォルスタッフに出演。

 

Sonia Prina の息子が歌手デビュー

 ソニア・プリナのインスタを見ていて彼女がロデリンダにジャンプインしたのを知ったが、彼女の息子、マッテオ・フェントロス君が歌手デビューしたそうだ。 この投稿をInstagramで見る EmozioNote(@emozionote)がシェア...