昨日ライブストリーミングで上演された "Aci Galatea e Polifemo"
ラッファエーレ・ペー、ジュゼッピーナ・ブリデッリ、アンドレア・マストロー二の出演
ギリシャ神話の変身物語からのエピソードで三角関係の恋のお話
ラッファエーレ・ぺーの舞台はなかなか見られないので楽しみにしていました
ペー氏のアチはいいところの坊ちゃん風
ガラテアに指輪を捧げてプロポーズするとか
ライバルのポリフェーモと勝負する時もボクシング(ゲーム)でとか
優しくて、礼儀正しい紳士
粗野なポリフェーモと対照的でした
そして、ぺー氏はスローモーションで殴られていてもブレることなく歌っているし
ゆっくり倒れていくときも体幹がしっかりしていて、動きがきれいだし
すごい
でもあれ?カウンターテナーとしての見せ場が少ない?
少々残念
レビューがでました (2020/11/17 追記)
記事によるとこんな感じ
Aci goes from soprano to alto and Galatea from alto to soprano;
Raffaele Pe has always admired the beautiful timbre and expressiveness, both confirmed here. Particular qualities of agility are not to be sought in him, the part of Aci is not what it requires, but rather sweetness of emission and sensitivity, fully realized.
デュエットのパートはチェンジしていたんですね
Aci に受け身的な慎ましさを感じたのも納得
聴きどころは、デュエット、トリオが美しい
ガラテアのソロもいい
ポリフェーモの音域がとても広く、それをこなすバスの技量が凄い
そして、キャラはポリフェーモが一番立っていました
There is a moment in "Not always, no, cruel, you will talk to me like this" in which Galatea almost seems to yield to the much more male charm of the giant and perhaps here the direction would have had a good game in making the relationship between the Cyclops even more ambiguous and the nereid.
そう、この辺りからポリフェーモに感情移入してしまった
せつないよねって
敵役は魅力的にしてもらうのが王道、ストーリーが盛り上がります
演出の設定がいつ決まったのかわからないけれど
(もともとカンタータタイプだから?)→ セレナータというそうです
演者たちのフィジカルタッチが極端に少なかったので
コロナ禍には相応しいかも、と思いました
記事によると、CDにもなるそうです。