Raffaele Pe
Giulio Cesare a baroque hero
やっと到着しました!
どれ程心待ちにしていたことか!
今回のアルバムは、様々なシーザーオペラからチョイスされたアリア、
デュエットを再構成し、新しいシーザーオペラ作りましたという感じです。
このアルバムの興味深いところは
4つのヘンデルの作品は良い曲なのですが、ちょっと大人しく聞こえてしまうこと。
ヘンデルというと超絶技巧が、、、と思いがちなのですが
いえ、作品はそれぞれ傑作ですし、有名どころですが
そういった技物は他の作家のものにふんだんに詰め込まれていて、こっちがヘンデル?
と勘違いしそう(なくらいベタ)。キラキラしています。
ヘンデルのそれは無駄に使わない分、普通に聞こえてしまうのです。
だからと言って、ヘンデル以外の曲がキラキラ感が優って質が落ちるということでは
決してないです。バロック音楽が装飾的だったのは当時の流行でしょうし、
ヘンデル以外にも作曲は大勢いたし、歌い手だって数多いて、人気作品も沢山生まれ、
残るものもあるし、歌い継がれていくものもあって、たまたま今日それがヘンデルだった
というだけのことでしょう。
今は聞き覚えのない作曲家の曲も、歌い甲斐のあるものだし、聴き応えのあるものです。
どれもこれもクライマックスって雰囲気です。
このバランスで曲をチョイスした Pe氏 って粋です。