2018年10月29日月曜日

Raffaele Pe (ラファエレ・ペ) new album 到着!




Raffaele Pe 
Giulio Cesare a baroque hero
やっと到着しました!
どれ程心待ちにしていたことか!

今回のアルバムは、様々なシーザーオペラからチョイスされたアリア、
デュエットを再構成し、新しいシーザーオペラ作りましたという感じです。

このアルバムの興味深いところは
4つのヘンデルの作品は良い曲なのですが、ちょっと大人しく聞こえてしまうこと。
ヘンデルというと超絶技巧が、、、と思いがちなのですが
いえ、作品はそれぞれ傑作ですし、有名どころですが
そういった技物は他の作家のものにふんだんに詰め込まれていて、こっちがヘンデル?
と勘違いしそう(なくらいベタ)。キラキラしています。
ヘンデルのそれは無駄に使わない分、普通に聞こえてしまうのです。
だからと言って、ヘンデル以外の曲がキラキラ感が優って質が落ちるということでは
決してないです。バロック音楽が装飾的だったのは当時の流行でしょうし、
ヘンデル以外にも作曲は大勢いたし、歌い手だって数多いて、人気作品も沢山生まれ、
残るものもあるし、歌い継がれていくものもあって、たまたま今日それがヘンデルだった
というだけのことでしょう。
今は聞き覚えのない作曲家の曲も、歌い甲斐のあるものだし、聴き応えのあるものです。
どれもこれもクライマックスって雰囲気です。


このバランスで曲をチョイスした Pe氏 って粋です。















2018年10月25日木曜日

Raffaele Pe のヴィヴァルディ RV629

Raffaele Pe applauditissimo nella chiesa di Sant'Agnese


今は動画が削除されてしまって見られない Raffaele Pe (ラファエレ・ペ) の
ヴィヴァルディ RV629 “Longe mala, umbrae, terrores” の演奏会の記事です。

私が Pe氏に鷲掴みされた一曲です。
歌っているというよりは演説しているような冷静な姿。
体を駆使している様子を見せずに飄々と、軽々と高音域を操るテクニック。
女性のような少年のようなその声は何処から来るの?と思わせるくらい
「男性」という存在感を見せる Pe氏。でも、エロティックと言うよりノーブル。
「ギャップ萌え」です。

普通には無理なことを当たり前にこなすのは尊敬に値します。

Pe氏の映像、パフォーマンスがもっと見たいですよ。












 

2018年10月15日月曜日

Filippo Mineccia の "Siface L'amor castrato" を聴いて

フィレンツェの太陽、フィリッポ・ミネッチャ!
悲劇のカストラートの生涯を辿る。

ラ・ヴェネクシアーナやアントニオ・フローリオ&カペラ・ナポリターナ(旧イ・トゥルキーニ)、カルロ・イパタ&アウセル・ムジチなどの多くの録音・公演に参加し、2018年現在のもっとも注目を浴びるカウンターテナーの一人であるフィリッポ・ミネッチャ。Glossaから発売されるソロ・レコーディング第2弾は、「シファーチェ(セフォーチ)」の愛称で知られ、イタリアやイギリスで絶大な人気を誇りながらも愛憎劇のうえ殺されてしまったという悲劇のカストラート、ジョヴァンニ・フランチェスコ・グロッシ(1653-1697)の生涯を辿る架空のオペラというコンセプトのアルバムです。 
東京エムプラス


undefined

https://tower.jp/item/4668756/Siface---L'amor-castrato
という Filippo Mineccia のアルバムです。

ウィキペディア(英)によると、このアルバムのコンセプトになった「シファーチェ」は
https://en.wikipedia.org/wiki/Giovanni_Francesco_Grossi
私生活はすごかったんですね、アーティストですから、、、というカストラートだったようです。

アルバムの構成は、パーセルの「セフォーチェ(シファーチェ)の別れ」からの展開がドラマティックです。
Mineccia(ミネッチャ)氏の声は個性があるので、このように役として歌うと生き生きしてきます。


2018年10月11日木曜日

Raffaele Pe - ラファエレ・ペ の新譜がリリースされます

カウンターテナーのラファエレ・ペ氏の新譜が 10月19日にリリースされます。
「ジュリアス・シーザー」をテーマに構成されたアルバムで、
ヘンデルは勿論のこと、オペラ初心者の私がまだ知らないオペラからのアリアも
含まれたものになっています。
こちらの作品もその一つで、ぺ氏の後半の高音へ駆け上がっていく歌唱は
彼の力量から、顔色一つ変えず、皺の一本もよせずにサラ~っと軽く
こなしているのではないかと思います。




ぺ氏が来日した頃の私はまだ子育て真最中で、
彼の存在を知ることもできなかったのですが、
今YouTube で見るぺ氏のスタイルは軽やかで、歌うというより語っているような
朗々とした余裕を感じさせてくれます。

一度は生で聴いてみたいものですが、かの地へ出向くにはハードルの高い話です。

アルバムはリリース後、一週間位かかって手元に届くと思うので、それまでは
iTunes の試聴で過ごそうと思います。

こちらはアルバムの解説記事
http://www.glossamusic.com/glossa/reference.aspx?id=476

リリースにあたってのインタビュー記事
https://www.corriere.it/spettacoli/18_ottobre_08/i-tormenti-giulio-cesare-eroe-barocco-9ff51668-cb13-11e8-9a02-946640b28e26.shtml



Sonia Prina の息子が歌手デビュー

 ソニア・プリナのインスタを見ていて彼女がロデリンダにジャンプインしたのを知ったが、彼女の息子、マッテオ・フェントロス君が歌手デビューしたそうだ。 この投稿をInstagramで見る EmozioNote(@emozionote)がシェア...