2024年8月27日火曜日

生写朝顔話を観た

ネットストリーミングで「生写朝顔話」を観た。令和6年夏休み文楽特別公演
第2部の演目で「浜松小屋の段」を省略したものだった。
個人的にはかなり予習をして視聴した。特に「絵金蔵」というサイトの
られていてとても参考になった。
上演された内容はうける段(お涙頂戴や技芸のこだわり)の抜粋でストーリーが
とても薄っぺらくなっていた。そして、人ひとりが横で死んでいるのに、「目が見えるようになりました。良かったです。」と諸手をあげて喜んでいる姿のラストは興ざめだった。

要はどうして現在の形で上演するのかとか、どんな(サイド)ストーリーがあって
登場人物(人形)がそこにいるのかがわからないので、「主人公の男女が何度もすれ違って悲しいですが今後は上手くいきそう」だけではちっとも感情移入ができないのだ。


こちらは YouTube にあった動画

「大井川の段」とその次の段「吾妻の路草の段(一部)」の収録である。
過去には通しで上演されていたのだ。(「駒沢上屋敷の段」は確認できなかったが)
やっぱり話は全部知りたいし観たいと思った。



2024年8月21日水曜日

カウンターテナーの道を歩んでいる少年

YouTubeのオススメに上がってきた動画が興味深かった

彼のパフォーマンスは過去にもオススメで見たことがあって、当時 Raffaele Pe の
レッスンを受けたとコメントがあり、頑張っているんだなーと記憶していた
それから3年たって声も随分安定して、女声のような質になった。カウンターテナーの
声は音が出せる事が優先されるのか、良質な音色を持っている人はなかなかいない。
彼の声質が良い個性になればいいと思う。

あと、彼のインスタには「ベルサイユのばら」の「オスカル」のコスプレをした彼の
投稿がある。マジ、(男の子なのに)オスカルである!


 

2024年8月17日土曜日

Arianna in Creta - Georg Friedrich Händel


今日から、インスブルック・フェスティバルでヘンデルの「クレタのアリアンナ
"Arianna in Creta"」が始まる。
動画のバックで流れているのはナイマ・フィッシャーの声かな?
去年のコンペティションの頃より豊かな響きを感じる。

| Verso già l'alma col sangue | aria di Aci | Händel | Federico Fiorio |...

 フェデリコ・フィオリオ君 (Federico Fiorio) の新しい動画がアップされた。
Aci, Galatea e Polifemo の Aci のアリアで、ダ・カーポのパートのようだ。


フェデリコ君は 2023 5月29日にサルデッリ先生の指揮のもと Aciを演じている。
動画のように歌ったのかなぁ…聴いてみたかった


下の2曲はフルバージョン

                                      声で演じる Roberta Mameli 


                                          迫真の演技の Raffaele Pe

2024年8月15日木曜日

The Princes in the Tower The New Evidence Documentary

ミレイの "The Princes in the Tower" の解説と王子たちの行方について聞く
機会があって、こちらの動画をみる次第となった。

出演している女性はフィリッパ・ラングリーといって、チャールズ3世の埋葬地を
見つけた歴史家だ。今回、彼女の立ち上げたプロジェクト "Missing Princes Project"の
調査結果をまとめた書籍が出版されたので、それと連動してのドキュメントとなっている。

彼女は今後も調査を続けるそうだ。

一方ネットには数多の歴史家がこのリチャード3世やふたりの王子について調べている
ようで、読んでいて興味深い。特に弟王子のロンドン塔から行方不明になって以降の
足跡と思われるものが(ラングリー同様パーキン・ウォーベックという王位詐称者に
比定する説が多い)涙なくしては読めないものになっている。

海外にも北条時行がいたのだなぁと思う次第である。

2024年8月7日水曜日

Cesare in Egitto - Geminiano Giacomelli

インスブルック古楽祭 (Innsbruker Festwochen der Alten Musik) のオペラ
"Cesare in Egitto - Geminiano Giacomelli "は今日が初日だ

Cesare役の Arianna Vendittelli を始め、Filippo mineccia, Emoke Barath, 
Margarita Maria Sara はこの音楽祭で催されてきた Cesti Competition の出場者だ。

そして、劇中のアリアはこちら













2024年8月4日日曜日

L'échange des princesses を観た

シャンタル・トマ (Chantal Thomas) 原作 "L'echange des princesses" の映画を観た。
シャンタル・トマは「王妃に別れをつげて」が日本で出版、映画公開されたので
周知されていると思う。


さて、インスタグラムで"L'echanagr des princesses"のトレーラーが流れてきて、
お子様たちのコスプレが素晴らしく美しく愛らしかったので、(オルレアン公の息子
ルイでさえお子様にみえてしまう)検索し YouTubeで映画が丸々アップされていたので
視聴した。
         こちらはトレーラー



ストーリーは史実を追っているので若干のフィクションがありながらも、これといって
盛り上がりはないのだけど、しみじみ淡々と流れる時間の中で10代そこそこの若者
たちが(マリアナ・ヴィクトリアにいたっては3歳から7歳までの出来事になる)
政治的責任を負わされて生きる姿はせつない。愛されることが政治、自分の立ち位置と
悟って努めようとするマリアナ・ヴィクトリアの賢さも痛々ししい。
そして、ルイ15世が11歳~15歳の時間の中で(いや、もっと幼いころから) 
王位継承とか嫡出子とかとどのつまりは生き抜くことに終始悩まされ続けて人格形成されていたのだということが、初めから終わりまで伝わってくる。

史実で彼は王妃マリー・レクザンスカとの間に11年で2男11女をもうけているが、
(1男子は夭逝)その理由がここにあるのではと思わさせる。

アンティークジュエリーを買うにあたって思うこと

 某SNSでアンティークジュエリーディーラーと購入者の間で行き違いによるトラブルがあった。 購入者はディーラーのサイトから指輪をサイズ変更をして購入した。が、その後購入者が指輪に所謂ホールマーク等刻印がないため、品質に疑問を抱きディーラーへ説明を求めたが、その時のディーラーの対応...