ネットストリーミングで「生写朝顔話」を観た。令和6年夏休み文楽特別公演の
第2部の演目で「浜松小屋の段」を省略したものだった。
個人的にはかなり予習をして視聴した。特に「絵金蔵」というサイトの
「41号 2021年7月1日発行 生写朝顔話(両面印刷)の資料がわかりやすくまとめ
られていてとても参考になった。
上演された内容はうける段(お涙頂戴や技芸のこだわり)の抜粋でストーリーが
とても薄っぺらくなっていた。そして、人ひとりが横で死んでいるのに、「目が見えるようになりました。良かったです。」と諸手をあげて喜んでいる姿のラストは興ざめだった。
要はどうして現在の形で上演するのかとか、どんな(サイド)ストーリーがあって
登場人物(人形)がそこにいるのかがわからないので、「主人公の男女が何度もすれ違って悲しいですが今後は上手くいきそう」だけではちっとも感情移入ができないのだ。
こちらは YouTube にあった動画
「大井川の段」とその次の段「吾妻の路草の段(一部)」の収録である。
過去には通しで上演されていたのだ。(「駒沢上屋敷の段」は確認できなかったが)
やっぱり話は全部知りたいし観たいと思った。