2025年1月21日火曜日

Georg Friedrich Händel GIULIO CESARE (*ENG/ITA SUBS*) を観た


今はチャットは見られないけれど、その中に「『クレオパトラ』にすればいいのに」というコメントがあった。確かにそんな感じの筋立てになるように曲を間引いた舞台だった。
そういう演出はかまわないけれど、それならばクレオパトラのヘアスタイルをもっと魅力的になるようスタイリッシュにしてあげて欲しかった。長すぎる髪の毛は彼女の体つきには重たすぎるように見え、しかも清潔感が感じられなかった。

セストとコルネリアは美男美女親子でキャスティングがぴったりだった。だから3幕目でアリアが省かれてしまって二人のドラマが中途半端になったのが残念だった。

トロメオはミネッチャの声がとても合っていた。彼の低音はコントロールされての発声で、これが彼が唯一無二の歌手となる理由だと思う。

チェーザレ役のラッファエレ・ペーは歌唱スタイルを変えたのかしら、(実は去年もそんなことを思った)。技巧だけが目立つように感じる。

舞台は3月まで続くので、舞台がさらにブラッシュアップされることを願う。

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