Orfeo Filippo Mineccia
Euridice Federica Guida
Amore Nofar Yacobi
Orchestra, Coro e Corpo di ballo del Teatro Massimo
Maestro del Coro Salvatore Punturo
Direttore del Corpo di ballo Jean-Sébastien Colau
テアトロ・マッシモ・ディ・パレルモ の「オルフェオとエウリディーチェ(グルック)」を
観た。
始まりがエウリディーチェの葬式のシーンからだったので、読み替えなく進むのかと思ったら
オルフェオの妻が死んだという喪失感の克服と、エウリディーチェの魂の救済という
展開だった。
(この演出では多分エウリディーチェは自殺したようで、オルフェオはそのことを理由も
含めて認められずにいるようだ)
「死んだ人を復活させる」というおとぎ話をまじめに語るよりも、この演出は観客を
カタルシスへ誘う効果があって良かったと思う。
エンディングに次のメッセージが現れる
E la stessa cosa, che e viva morta,
che e desta e dormiente,
che e giovane e vecchia.
Questa mutando e quello e quello mutando e di nuovo questa.
生きているのも死んでいるのも、起きているのも眠っているのも、
若いのも老人も同じことです。
あれも変わって、あれも変わって、またこれも。(google 翻訳)
「魂でつながって、認め合えればいい」って感じだろうか。
いつも感心するのは、フィリッポ・ミネッチャはセンシティブな役がとても似合っている
というか上手い。哀愁のある声がとてもいい。