2021年3月30日火曜日

ペルゴレージ: スターバト・マーテル & ロセール: サルヴェ・レジーナ

 ペルゴレージ: スターバト・マーテル & ロセール: サルヴェ・レジーナ

Pergolesi: Stabat Mater / Rossell: Salve Regina


Giulia Semenzato ジュリア・セメンツァート
Lucile Richardot   ルシール・リシャールド

ジュリア・セメンツァートはお気に入りのソプラノなので購入。

モダン楽器での演奏、メッセージの伝達(祈り)に重きをおくという意欲的な作品集だった。
また、当時のペルゴレージのスターバト・マーテルの影響力の強さ伝えるプログラムだった。
Salve Regina がペルゴレージのものではなくロセールの作品として収録されたのは
評価できると思う。




2021年3月29日月曜日

The 47th edition of the Festival della Valle d’Itria

 今年も Festival della Valle d’Itria が開催される。


失念していたが、昨年の46回もコロナ禍にも関わらず行われた。良かった!

https://youtube.com/watch?v=bSc3j7s_Ypo&feature=share

Sara Mingardo と Aspromonte の Pur ti Miro


そして、今年も!

https://www.festivaldellavalleditria.it/en

今年のプログラムは、オペラ二つがバロック、ポルポラとスカルラッティだ!

どちらもカストラートを起用する演目だが、スカルラッティの la Griselda は

配役全てがカストラートの設定になっている(当時は女役者はNGだったらしい)

当時のように男性(カウンターテナー)で配役が決まってくれたら面白いだろう。



Porpora “Orfeo” の Raffaele Pe と Rodrigo Sosa Dal Pozzo

Porpora の “Orfeo”は、Festival della Valle d’Itria 2019  でたった1日しかなかった公演。

そして、CDにもビデオにもなっていない。

かろうじて、あった音源がこちら。

https://youtu.be/YmeIcW0mwwg

出演しているカウンターテナーは二人、ラッファエーレ・ペーと

ロドリゴ・ソーサ・ダル・ポッツォ。

舞台上、二人が最初に登場するシーンでの唯一のデュエットは調和が保たれていて美しい。

初演で二人のカストラートが登場した時、ご贔屓が喝采しただろう。

デュエットのハーモニーの良さは前記事のミネッチャとマリノの関係のようなものだ。

声質を似せる(寄せる)ことは、どちらかが秀でたり個性を強調するのではなく、

作品がより美しくより品よく作り上げてくれる。

歌手には相性のいい組み合わせがあると思うが、いかが?


2021年3月28日日曜日

Pergolesi & Vivaldi: Stabat Mater pour deux castrats サミュエル・マリノ、フィリッポ・ミネッチャ

去年から心待ちにしていたCD。

思った通りの素晴らしいパフォーマンス。

ソプラノのサミュエル・マリノとアルトのフィリッポ・ミネッチャの調和が 聴いていて

とても心地よい。

ミネッチャの声はギターの泣きのようにも聞こえる。

声だけで心打たれるのは歌手の技にほかならない。


早々についたレビューも高評価で良かった。

Pergolesi & Vivaldi: Stabat Mater pour deux castrats

Samuel Mariño, Filippo Mineccia (counter-tenor), Orchestre de l'Opéra Royal, Marie Van Rhijn



https://www.prestomusic.com/classical/products/8890872--pergolesi-vivaldi-stabat-mater-pour-deux-castrats


7th March 2021

The rich-toned countertenor of the Italian Filippo Mineccia, who also sings Vivaldi’s pithier setting, is remarkable enough, but there’s also the Venezuelan Samuel Mariño’s expressive male soprano, an instrument of rare beauty applied with sensitivity and virtuosity.


 

2021年3月22日月曜日

エルサ・ペレッティが永眠


「ティファニー」を代表するジュエリーデザイナーのエルサ・ペレッティが永眠


なんだかんだ言って、ティファニーは好きだし、エレサ・ペレッティのデザインが好きだ。
彼女の既存のデザインは続いていくだろうけど、新しいデザインやバリエーションはもう
見られないかもしれない。

2021年3月21日日曜日

Haemon のあらすじ

ラッファエーレ・ペーが主演、出演した Haemon (Hemon) が日本時間、am4:00 に放送された。
さすがに朝早いので、たまたま5時すぎに目覚めたので後半を聴いた。
結構低音部を使って歌っていたので、音域が広い作品なんだろう。
放送はまだ聴けるようなので、後で改めて聴く予定。

ストーリーのあらましはこちら
https://www.francemusique.fr/emissions/samedi-a-l-opera/creation-d-hemon-de-zad-moultaka-a-l-opera-national-du-rhin-92956https://www.francemusique.fr/emissions/samedi-a-l-opera/creation-d-hemon-de-zad-moultaka-a-l-opera-national-du-rhin-92956

同日、Raí Rdio3では、去年アスプロモンテ嬢と共演したリナルドも放送されていた。
こちらは聴けなくて残念。

2021年3月18日木曜日

Pavol Breslik の Winterreise

 Pavol Breslikの「冬の旅 Winterreise 」のステージが配信される。

Pavol のひとり芝居の様になっているようで、孤独の中に突き進んでいく主人公の青年と

重なる。

3月22日、現地時間20:00の配信で10ユーロ。


http://www.sdke.sk/sk/opera/online-zive-umenie-franz-schubert-zimna-cesta-winterreise



https://youtu.be/hQizZyKRUF4

Raffaele Pe , Haemon に出演する

3月20日からラッファエーレ・ペーが新作オペラに出演する。

ぺ氏のために作られたコンテンポラリーオペラだ。

様々なスターシンガーがいて、賞賛を浴びているが、作家が作品を作りたいと

思わせる歌い手はここ最近は聞かないと思う。

https://wanderersite.com/interview/raffaele-pe-hemon-a-strasbourg-cest-un-defi-vocal-tres-lourd-qui-demande-detre-inventif/

ところで、ぺーは1stアルバムでも一曲書き下ろしてもらっている。

https://youtu.be/B1EfZyRsmE8

オペラ歌手は過去作品を再演することが普通なのに、新しいものを自身のために

提供してもらえるぺーって素晴らしい!

さて、オペラは許婚アンティゴネとクレオン王の諍いの間で苦悶し自死する

王の息子ハイモンの話。

https://www.operanationaldurhin.eu/en/spectacles/saison-2020-2021/opera/haemon


20日はネットストリーミングで聴けるので、期待している。

https://www.francemusique.fr/emissions/samedi-a-l-opera


こちらは練習中のぺ氏 https://www.instagram.com/p/CMe7-T4Iulc/?igshid=f9db9jus66g5


2021年3月15日月曜日

ヴェルディ ドン・カルロ、ドン・カルロス

 昨日、今日とウイーン国立歌劇場が配信したヴェルディのドン・カルロ(伊)と

ドン・カルロス(仏)を見た。

実は、こちらの知っているドン・カルロはイタリア語のこちら、

カウフマンとハルテロスのコンビだ。

フォンテンブローの森のシーンも入っていて、とてもトキメク、お気に入りだ。

https://www.amazon.co.jp/Don-Carlo-Blu-ray-Wiener-Philharmoniker/dp/B00H28A5N0/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=Don+Carlo&qid=1615813911&sr=8-1

なので、今回初めてイタリア語版にはフォンテンブローのシーンは基本的にはない

ことを知って驚いた。

あれがないとドン・カルロとエリザベートの悲しみが解らないと思うのに、、、

また、フランス語版は最後ドン・カルロがカルロ5世に冥界に連れて行かれる時、

エリザベートも着いて行くのだ。愛に殉じるというのか、王妃としての誇りと

個人の心情の葛藤があまり見えないキャラ設定で物足りなかった。


そして何よりも残念なのは、時の流れだ。

イタリア語版に出ていたホロストフスキーはもうこの世にはいないし、フランス語版の

カウフマンは歳には勝てない。確かに内面の表現は素晴らしいと思うが、

青年らしい動きのみずみずしさはもう無かった。髭で顔の輪郭を誤魔化すのも許せない。

本当、時は残酷。


唯一良かったのはフランス語版のエボリ公女の Eve-Maud Hubeaux 。

彼女が歌うとフランス語版なのね、と気付かされた。



2021年3月10日水曜日

スカルラッティ親子について

 https://vimeo.com/508629164

ラッファエーレ・ペーと彼の率いるアンサンブル、ラ・リラ・デ・オルフェオが

配信したコンサート。

音楽家スカルラッティ親子の楽曲を演奏している。

The Journey

 https://www.animeanime.biz/archives/48677

「サウジアラビアのアニメーション制作会社マンガプロダクションズと東映アニメーションの共同制作による長編アニメ映画『ジャーニー』のトレイラーが、2021年3月1日からオンラインにて開催の「第71回ベルリン国際映画祭」とともに公開となった。」


日本でも公開されるそう

見てみたい

Sonia Prina の息子が歌手デビュー

 ソニア・プリナのインスタを見ていて彼女がロデリンダにジャンプインしたのを知ったが、彼女の息子、マッテオ・フェントロス君が歌手デビューしたそうだ。 この投稿をInstagramで見る EmozioNote(@emozionote)がシェア...