2021年3月15日月曜日

ヴェルディ ドン・カルロ、ドン・カルロス

 昨日、今日とウイーン国立歌劇場が配信したヴェルディのドン・カルロ(伊)と

ドン・カルロス(仏)を見た。

実は、こちらの知っているドン・カルロはイタリア語のこちら、

カウフマンとハルテロスのコンビだ。

フォンテンブローの森のシーンも入っていて、とてもトキメク、お気に入りだ。

https://www.amazon.co.jp/Don-Carlo-Blu-ray-Wiener-Philharmoniker/dp/B00H28A5N0/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=Don+Carlo&qid=1615813911&sr=8-1

なので、今回初めてイタリア語版にはフォンテンブローのシーンは基本的にはない

ことを知って驚いた。

あれがないとドン・カルロとエリザベートの悲しみが解らないと思うのに、、、

また、フランス語版は最後ドン・カルロがカルロ5世に冥界に連れて行かれる時、

エリザベートも着いて行くのだ。愛に殉じるというのか、王妃としての誇りと

個人の心情の葛藤があまり見えないキャラ設定で物足りなかった。


そして何よりも残念なのは、時の流れだ。

イタリア語版に出ていたホロストフスキーはもうこの世にはいないし、フランス語版の

カウフマンは歳には勝てない。確かに内面の表現は素晴らしいと思うが、

青年らしい動きのみずみずしさはもう無かった。髭で顔の輪郭を誤魔化すのも許せない。

本当、時は残酷。


唯一良かったのはフランス語版のエボリ公女の Eve-Maud Hubeaux 。

彼女が歌うとフランス語版なのね、と気付かされた。



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