2025年12月12日金曜日

Three Sopranists

 Federico Fiorio, Maayan Licht & Dennis Orellana - Bayreuth Baroque Opera Festival

Bayreuth Baroque Opera Festival 2026 に Federico Fiorio, Maayan Licht, 

Dennis Orellana の3人がコンサートに出演する。

10年前くらいからバロック音楽を聴き始めたが、その頃はまだカウンターテナーは

コンサート活動が主流で、メジャーなオペラ劇場で脇役を当てられる程度だった。

そして、ここ数年でバロックオペラの主役、加えて一つの演目で複数名の

カウンターテナーが起用される機会が増え、コンサートやレコーディングアルバム

ではデュオだったり" Three Countertenors " がもてはやされていたが、とうとう 

" Three Sopranists " の時代に突入してしまった。カウンターテナーのくくりが

「アルト」「メゾ」「ソプラノ」に細分化されるようになるのはとても速かった。

コンサートは 2026年9月11日

2025年12月11日木曜日

2025 Paris Opera Competition Finals


2025 Paris Opera Competition Finals を観た
結果はこちらParis Opera Competition

ガラコンサートのような演出でコンペティションであることを忘れてしまう
くらいの素敵な進行である。
だがこれが成立するのは出場者の表現力や協調性に長けているからである。
どうやってファイナルの曲を決めるのか知りたいものである。

2025年12月9日火曜日

チョー・チャニ(조찬희/ Chan-hee Cho)が「Le Nozze di Figaro」でタイトルロールデビュー

 https://www.cccf.or.kr/G49KbP6Ai

KOPIS | DB Search

第8回、第9回静岡国際オペラコンクールのファイナリスト、チョー・チャニ

조찬희)が春川文化芸術会館(춘천문화예술회관)と軍浦文化芸術会館

군포문화예술회관)で Korea National Opere (국립오페라단)のプロダクション

「フィガロの結婚」のタイトルロールデビューを果たす。


これを機会にどんどん役に恵まれることを願う。

2025年12月3日水曜日

Europe " Start from the dark " を聴く

 ここ20年近くロック&ポップスから遠ざかっていて、オペラ一辺倒だった。

所詮海外のパフォーマンスをコタツで追っかけているだけなので、大した課金は

していなかったと思うけれど、楽しかったのと同時にハードルが高くてしんどい面も

あった。特に言葉も壁が高すぎて予習の連続だったし、聴いただけでは声が好きか

どうかしか判断できなくて(まれにルックス)ストレートに達成感にたどり着く

ことは稀だった。

ちょうどこの20年間はこちらの育児期間と重なっていて、この育児が(多分

一般健常者より)ハードで、逃げたかったわけではないが、この環境から一番遠い

世界に身を置きたかったため、こういう沼に嵌まっていったのかもしれない。


さて、子供の将来の道筋にも目途がつきそうになった今、10代に好きだった

バンドが再結成して20年経ったいる(!)ことを知り、再結成後のアルバムを

聴いている。そして、彼らが歌う言葉(唯一理解できることもある英語)が

ストレートにこちらの涙を誘うことに驚いている。

音楽というのは、哀しみを表現する音と喜びを感じさせる音がある。

だからアリアを聴いている時はそういった曲調でそれの心情を推しはかって

聴いていたのだが、言語を理解できるというのはそういう細かい作業を一足飛びに

超えて訴えてくる。

そういうわけで、今回の曲と高揚感とかカタルシスとか諸々の感情が直結した

という感動は、誰にという対象はないのだが、「(存在)を認められた」感じがして

素直に嬉しかった。

Europe の " Start from the dark" ときにつぶやく: Start From The Dark | Europe



2025年11月29日土曜日

Maaya Licht と Raffaele Pe が歌う " son nata a lagrimar "

Maaya Licht と Raffaele Pe が歌う " son nata a lagrimar "

Raffaele Pe が主催している " Orfeo Week " が始まっている。
Maayan Licht はフェスティバルのコンサートに出演し、Raffaele Pe とデュエットする
ことになったようだ。

Maayan Licht はソプラニスタなのでセストのパートの声域にぴったりはまっていて、
Raffaele Pe のアルトは安定感があってとても美しい仕上がりだった。




2025年11月24日月曜日

岡田美術館の所蔵品がサザビーズに掛けられた

11月22日、岡田美術館の所蔵品がサザビーズのオークションに掛けられた。

原因はこちらの記事。

箱根・岡田美術館オーナー、74億円の弁護士費用捻出のため所蔵作品売却へ。北斎など125点が競売に | ARTnews JAPAN(アートニュースジャパン)


出品物のカタログ

 Masterpieces of Asian Art from the Okada Museum of Art | Chinese Works of Art | Sotheby's

hk1632-uncensored-version-2.pdf

歌麿、北斎、若冲、応挙の作品があり、これらが散逸してしまうのが残念でならない。

特に歌麿の「深川の雪」が日本から出ていくのではとネットでは懸念されていた。


結果はこちら

喜多川歌麿「深川の雪」落札は日本の個人コレクター 競売で11億円:朝日新聞

歌麿の上記の作品と北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 ( The Great Wave )」は

日本人に落札されたとのこと。

他の作品の行方はどうなったのだろう。


 「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」のオークションの様子

2025年11月23日日曜日

Mozart’s Die Zauberflote Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen

 Mozart’s Die Zauberflote Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen 

オリジナルで演奏する動画はこちら


そして、カナダのオペラ・アトリエ ( Opera Aterier ) での舞台での同じアリア。

ビスなのか一部のみの演奏で、すべて即興 ( improvisation )

Can Cakmur が浜松国際ピアノコンクールでモーツァルトを即興を交えて演奏し

歓迎された時を思い出した。

音楽は自由だね。

Three Sopranists

  Federico Fiorio, Maayan Licht & Dennis Orellana - Bayreuth Baroque Opera Festival Bayreuth Baroque Opera Festival 2026 に Federico Fior...